東京島嶼郷友連合会のあゆみ
伊豆諸島を離れて活躍している方々により、離島という過酷な環境で育った共通の経験を持つ人たちが故郷の人々との交流はもとより、伊豆諸島の交流と故郷振興の架け橋になりたいという共通の思いから、伊豆七島郷友連合会を結成し、今日まで55年にわたり島内外の共助の輪を築いてきた。
この間、最も大きな出来事は
- 昭和61年(1986年)の大島三原山噴火により全島民が一か月に及ぶ島外避難に発展したこと
- 平成12年(2000年)の伊豆諸島群発地震と、三宅島雄山の噴火により全島民が島外に4年5か月避難生活を送ったこと
- 平成25年(2013年)台風26号の記録的豪雨により尊い命が奪われた大島の土石流災害
である。
島嶼郷友連合会では、いずれも伊豆諸島出身者の方々の大きな協力を得て街頭募金活動を実施、各町村に義援金を贈呈した。
共通の郷土愛のもとに立ち上がった大きな実績として各島島民に感謝された。
見上げればきらめく一面の星空、どこまでも続く大海原、大自然に囲まれた豊かな島々に生まれ育った私たちはお互いに思いやりの心を持ち、各島間の強い絆と友情の輪をさらに広げ、今後は先人たちが築いてきた素晴らしい離島文化の啓蒙活動にも力を注いでいきます。
島嶼郷友連合会 年表
昭和40年 6月 伊豆七島郷友連合会設立
昭和41年 5月 連合会会則承認
昭和43年 7月 波浮港(港屋旅館)一泊親睦旅行実施
昭和44年 7月 青年部設立
各島の町村長及び議長と懇談(大島屋)
島の発展への協力について意見交換
昭和49年 5月 各島町村長及び議長と懇談(東京会館)
昭和50年 2月 黒潮郷友連合会に名称を変更
台風災害八丈島へ見舞金贈呈
昭和51年 2月 島嶼青年教育研究発表大会参加
昭和53年 5月 伊豆諸島東京都移管百年祭に15名参加
昭和54年 5月 箱根一泊親睦旅行実施
昭和54年11月 町村会議の懇親会に参加
昭和55年 5月 箱根一泊親睦旅行実施
昭和58年11月 三宅島噴火災害に関わる三宅島郷友会募金活動を全面支援
三宅島災害対策本部に義援金を贈呈
昭和59年 4月 大島会島、郷友友連合会に加入
昭和60年12月 硫黄島島民帰島促進協議会との懇談実施
昭和61年 5月 創立20周年祝賀懇親会開催
昭和61年11月 大島三原山噴火災害街頭募金活動実施
鈴木都知事立ち合いのもと義援金を贈呈
昭和63年 5月 島嶼囲碁選手権大会に島嶼郷友連合会会長賞を授与
平成 3年 2月 新島老人ホームに毛布30枚を贈呈
平成 5年 6月 新島郷友会、郷友連合会に加入
平成 7年 6月 創立30周年記念誌発行
平成 9年 3月 湯河原一泊温泉旅行実施
平成10年 6月 伊豆諸島東京都移管百二十周年記念事業に協力
案内状を在京者に送付
平成11年 7月 島嶼商工会主催、観光立島シンポジウムに参加
平成12年 8月 利島、新島、神津島群発地震支街頭募金実施
平成12年10月 三宅島噴火災害支街頭募金実施
平成15年 5月 島巡り旅行をスタート・利島親睦旅行実施
平成16年 5月 神津島親睦旅行実施
平成17年 6月 新島式根島親睦旅行実施
平成19年11月 八丈島親睦旅行実施
平成20年 5月 大島親睦旅行実施
平成21年 5月 西伊豆親睦旅行実施
平成22年 5月 房総半島親睦旅行実施
平成23年 5月 三宅島親睦旅行実施
平成24年 1月 東京島嶼郷友連合会だより第1号発行
平成24年 5月 信州上諏訪親睦旅行実施
平成25年 5月 御蔵島親睦旅行実施
平成25年11月 大島土石流災害街頭募金実施
島嶼会館で川島町長に贈呈
平成26年 9月 土石流災害大島慰霊の旅実施
平成27年 4月 東京島嶼郷友連合会50周年記念式典実施
「50年の歩み」発行
平成27年 9月 万座温泉親睦旅行実施
平成29年 4月 会則全面改正
組織体制を再構築
平成29年 5月 神津島親睦旅行実施
平成30年11月 八丈島親睦旅行実施
平成31年 4月 第54回総会
連合会活動が目指す具体的方向を提案
令和元年9,10月 15号・19号が伊豆諸島を直撃、甚大な被害をもたらした
令和元年11月 草津温泉親睦旅行を中止した