八丈島の歴史を探る前に八丈島の名前の由来を探ってみたい。諸説あるがその中で解りやすく、納得のいく説を二つ紹介します。一つ目は八丈島特産の絹織物(黄八丈)の絹反物の長さの単位からきているとの説。八丈の絹織物は二反分あり八丈に相当する。一丈は約三メートルであり八丈は約二四メートルとなる。これは江戸時代の国学者 本居宣長の書『玉勝間』に記されている。八丈絹は平安時代より献納されており、江戸時代には黄八丈が主要な貢物となった。二つ目の説は、八嶽島(やたけ)から八丈島になったと言うもの。八丈はやたけと読むことが出来る、伊豆諸島の八番目の島である。大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島となる。他にも色々の説があ りますが、今回は私が気に入っている説をご紹介しました。
連合会だより13号より
東京島嶼郷友連合会