球児は島の希望

八丈高校野球部 東京諸島の文化と歴史発掘

八丈高校野球部と島民が夢を追った日々が映画に

東京島嶼郷友連合会 梅田勉
郷友連合会だより21号(2026年)より

八丈島は、八丈ブルーと称される透明度の高い海(底土海水浴場、南原千畳岩海岸)、豊かな緑(八 丈植物公園)、八丈富士、温泉(みはらしの湯)、 伝統工芸の黄八丈、島寿司、くさや、焼酎など独 自の食文化や産業があり、伊豆諸島のなかでも傑出した観光名所として広く知られ、癒しと活気を求める人にとっては魅力的な島です。 しかしながら近年急速に進む人口減少の中にあって、島の魅力を引き出し、島の未来への希望など多岐にわたる魅力を引き出そうと、八丈高校野球部を追った映画が完成し話題になっている。

その美しい自然と島の人々の営みが映画作品に描かれ、夏の甲子園を目指した都立八丈高校野球部のドキュメンタリー映画です。

八丈島は都心から南へ三百キロ、羽田から五十五分で行ける南国リゾート感と温かい島民との交流が魅力で、観光、移住、ビジネスなど様々な面で「希望」を見いだせる島です。

島の形が「ひょっこりひょうたん島」のモデルとも言われます。部員不足に悩む高校野球部を島民が支え、 独チームでの甲子園出場を目指す姿が「島の希望」として映画になりました。完成直後の 十月、島は台風で大きな被害を受けたため、復興支援を募るため十二月六日東京練馬区の障害学習センターで上映会が行われ大勢の人たちが訪れました。

他の島の高校は部員不足で出場できないか、 連合チームとなるなか、 昨年夏の東東京大会で八丈高校は離島で唯一単独チームで出場し、三回戦に進みました。

ただ、海を渡らなければ他校と練習試合もできない。練習相手は島の大人たちで、助監督の竹花紀俊さん(三十六)もその一人である。海が見える美しい野球場にほれこみ、島の少年たちと野球がしたいと世田谷区から二〇二一年に島へ移住し、八丈高校職員となり野球部の指導を始めた。二〇二〇年春には部員がゼロになったこともあり、単独チームで甲子園を目指せなくなると不安を抱えていた。

そんな時、出会ったのが映画製作会社代表の市村剛さん(五一)であっ た。竹花さんから野球部の話を聞いて「映画にしたい」と申し出た。

撮影は四月に始まった。選手は全員で十五人、映画監督は毎週島に通い夏の大会までの四カ月間を記録した。高校生が頑張る姿が島の人たちの元気の源になり、高校生は期待を背負って頑張る。その温かい関係性を感じて欲しいと話している。

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