浜松町駅を降り立つと、昭和三十三年に開業した東京タワーがすぐそばに、夜は照明デザインの先駆けであるライトアップが東京の夜景に花を添えています。駅と隣接する旧芝離宮恩賜庭園は大名庭園で現在は都立庭園として開放されています。
江戸の歴史が融合する竹芝周辺は歴史が息づく最先端のスマートシティの開発が進んでいます。日本のミュージカルを代表する四季劇場があり、江戸時代初期に作られた、日本を代表する大名庭園の一つで、海水を引いた「潮入の池」と「三百年の松」が有名な「浜離宮恩賜庭園」があります
年間を通じて国内外から多くの人が訪れます。十一月二十三日(日)東海汽船客船ターミナルから歩いて七分、その浜離宮恩賜庭園のそばから浅草までの六十分間を水上バスに乗り、晩秋の隅田川ライン下りで楽しみました。静かな水辺を走る水上バスからの両岸の眺めに久しぶりに再開した同級生や恩師との会話がはずみました。島で過ごした時代の光景が昨日のようによみがえってきました。
利島会は創立して六十五年以上が経ちました。離島という過酷な環境で育った共通の経験を持つもの同士が互いの親睦を図る中で、「ふるさとを思いやる心」を持ち続けることは、時代がどんなに移り変わろうとも持ち続けて行きたいものです。
利島は晴れた日は伊豆諸島の島々を望むことができ、夜は満天の星空を観測できる水平線に浮かぶかけがえのない海の楽園です。冬の利島は二十万本のやぶ椿の花で覆われます。椿油は香り豊かで全国生産量の六割を占め、日本中で利用されています。
利島を離れて五十年以上が過ぎました。記憶に残る故郷はどこの家も足らざるものを分け合いみんなが助け合う文化が息づいていました。
島から出て都会で生活する私たちですが、先人たちが大自然と共生しながら育んできた島の生活を懐かしみ、島の人たちを思う心を持ち続けたいと思います。
年に一度、利島会の集まりは今を生きる私たちに忘れることのできない故郷を思い出さてくれる貴重な時間となっています。
利島郷友会 石村昌司

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