理事長 河野 秀夫
今回で十五回目の島巡り旅は『新島』で、十二月一日から一泊、総勢二十二名で行ってきました。

コロナ禍で五年振りの島旅でしたが、計画段階から日程で紆余曲折ありました。村役場の山本さん(会と島を繋ぐ調整役)や新島会のご尽力で漸く実現しましたが、次の難関は冬の天候でした。大島までは出航してもその先は波浪の影響をもろに受けます。案の定、十一月下旬から強い風が吹き荒れて直前三日間は欠航でした。前夜も風が止む気配はなく、最悪中止か大島行に変更かと大いに悩みました。この不安を見透かし たように大沼さん(新島出身)から連絡があり、「河野さん大丈夫だよ、明日は出航するよ。」という力強い言葉を頂いて床に就きました。
十二月一日(金)集合は竹芝に午前八時でしたが、早く運航を確認したくて七時に到着しました。ボードの出航可を見て一安心しました。誰一人遅れることなく全員集合していざ出発です。昨日までの強風が穏やかになり高速船で二時間五〇分の船旅は快適でしたが、波浪の影響で若郷港に到着しました。役場のバス二台で出迎えて頂き、都内で一番長い全長2kmの平成新島トンネルを通って大沼弘一村長を表敬訪問しました。

この後、まず新島村博物館に行って、学芸員さんから島のコーガ石等の地質や地形、流人の歴史、島民の暮らしなど丁寧に説明頂いたのでより深く島内観光を楽しむことができました。流人墓地や十三社神社をはじめ強風の洗礼を浴びたコーガ石の石山展望台、自然の営みが創り出した6kmに及ぶ白い砂浜の羽伏浦海岸等を巡った三時間はアッという間でした。

民宿「植林(うえりん)」でちょっと寛いだ後、六時から大沼村長さんを囲んで懇親会を開催しました。会場の「栄寿司」さんは良心的な値段で鼈甲寿司や明日葉の天婦羅など島の名物料理を沢山並べてくれて昼も夜も大満足のひと時となりました。八時過ぎにお開きとなりましたが、新島の夜をもう少し堪能すべく有志十四名でスナック「大使館倶楽部」に行きました。新島出身のママさんは気品のある素敵な方で、新島に来たらまた寄りたいと思ったのは私だけではないはずです。さらにビックリしたのが、昨年十月の『郷友連合会親睦ゴルフ会 in 大島』でママの息子さん(大島在住、七島信用組合勤務)と同組でプレーしていたのです。世間は広いようで狭く島巡り旅行ならではのエピソードです。ほろ酔いで見上げた新島の空には無数の星が瞬いていました。
十二月二日(土) 土曜日でしたが、今日も役場の山本さんと藤井さんが八時に迎えに来てくれました。民宿の前で記念写真を撮ってから、船客待合所に行ってお土産を爆買いしました。
「新島ガラスアートセンター」は行った方が良いということで十時オープンを待って見学しました。コーガ石を原料としたガラス工芸品や体験教室はやはり一見の価値が ありました。特に新島ガラスのりんごを模した製品は緑色の透き通った透明度と神秘的な輝きを放っていて、皆さんはこれも爆買いしていました。出港まで時間がありましたので、希望者は湯の浜露天温泉の足湯を楽しみました。さらに私と青沼さんは、式根島から大型船が出港するまで露天風呂を堪能してきました。
帰りは十一時五十五分発の大型船で新島港を出港しました。船上から見た新島は、今回の島旅を締めくくるに相応しい人 の温かさと神秘的な自然を満喫させてくれまし た。その後大島で十四時三十五分の高速船に乗り換えて十六時二十分に竹芝に無事到着しました。

今回の新島の旅行には新島会から四名の皆さんが参加してくださり、事前調整から島内での連絡や案内そして多大なご寄付まで賜り本当にお世話になりました。改めて感 謝申し上げます。
と寛いでいたら、夜十一時過ぎフィリピン付近で地震が発生して伊豆諸島に津波注意報が発令されました。日程が少しでもずれていたらと思うと、あの二日間で行けたのは本当に奇跡的で幸運だったとつくづく思います。

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