行ってきました! 南国八丈島(島巡り道中記)

島巡り旅行

旅行専門部長 河野秀夫

今回で十四回目となる 郷友会旅行は八丈島でした。十一月十~十一日の一泊二日総勢五十四名の旅行は、今回も素晴らしい自然と島の人達の温かさに触れて、改めて郷土愛を育む島巡りとなりました。その一端を広く皆さんにお知らせしたいと思います。

十一月十日(土) 快晴

八丈島には、東海汽船の大型客船橘丸と一日三便の飛行機で行くことが出来ます。今回は島の滞在時間を多く確保するため、羽田空港十一時集合としました。待ち合わせ場所の羽田空港第二ターミナルは横長に広く人も多くて集合が不安でしたが、一人二人と皆さん時間通り集ってくれたので全くの杞憂でした。

<羽田から八丈島へ>

一行は、十二時十五分発ANA二便で第三滑走路から一路八丈島へ出発しました。外は快晴、上空の飛行時間も正味二十分で揺れもせず、二九〇kmの距離があっという間でした。

八丈島空港では、山下町長と山越総務課長はじめ、八丈出身の先発組の皆さんが横断幕を掲げてサプライズな歓迎をしてくれました。

空港では、雄大な八丈富士をバックに恒例の集合写真をパチリ。

<八丈島役場訪問>

貸切バスで新庁舎の町役場を訪問し山越総務課長から約一時間スライドによる八丈島の現状、課題、観光施策などを詳細かつ、分かり易く説明していただきました。その人柄から、参加者は次々に島への思いを遺憾なく質問でき、有意義な懇談になりました。改めてこの場を借りまして山越課長に感謝申し上げます。

<みはらしの湯へ>

頭を使った後は、希望者三十名で八丈島に七つある温泉の一つ、末吉温泉「みはらしの湯」でひと風呂浴びてきました。町役場のご厚意で無料でした) 露天風呂から見る景色は絶景で、遠く六十九km先の青ヶ島も微に眺めることができました。ちょっと温かめで何時までも入っていたい至福の一時間でした。

<八丈ビューホテルで懇親会⇒二次会へ>

十八時から懇親会が始まりました。ご来賓として山下町長はじめ奥山町議会議長、岡本八丈島支庁長、山越八丈島総務課長、山下観光協会会長、浅沼末吉自治会会長、上ノ山連合婦人会会長、浅沼老人クラブ連合会会長の皆様がお忙しい中をご出席くださいました。

会は、八丈島会の沖山会長の総合司会で始まり、大澤郷友連合会長の親睦旅行の主旨や経過を含めた挨拶、来賓の歓迎のご挨拶と続き、食事タイムでは、明日葉やくさやなどの温かい郷土料理バイキングに、舌鼓を打ちつつ八丈島焼酎や差し入れの電気プランを思い思いに堪能しながら、それぞれのテーブルで話の華が咲いていました。

綾小路きみまろ風のコスチュームに身を包んだ沖山会長の名司会によって、舞台上は各島の対抗戦の様相を呈し、島唄や歌謡曲を披露して大いに盛り上がりました。そして八丈島に来たらやはりショメ節、会場全体が一つになって唄って踊って楽しいひと時を過ごし、二時間半の宴は瞬く間にお開きの時間となりました。

宴会の余韻捨てがたく、 大澤会長はじめ各島会長とご来賓の方等、総勢二十七名は、そのまま島の繁華街にあるカラオケ劇場「パパイヤ」に繰り出しました。ここでも店 の名の通り飲んで話して唄って、時折叫んでひっくり返って島の夜を堪能しました。

十一月十一日(日) 快晴

<南へ北へ島内観光>

前日に続き、朝から天気も良く快適な八丈島の朝を迎えました。

昨日の料理に引き続きバイキング朝食も美味しくいただき、今日は町営貸切バス二台、ガイドさん付きで八丈島の海・山・歴史・自然を隈なく視察しました。一人ひと りが島独特の名所旧跡の思い出を持ち帰ったでしょうが「黄八丈織元めゆ工房」や陣屋跡の玉石垣、そして八丈富士から街中を一望できる「ふれあい牧場」などは、特に感動したのではないでしょうか。

また地熱館では、十万年以上前に誕生した三原山と一万年前に誕生した八丈富士の東西の火山が融合して出来た八丈島の形状と、我が島々の成り立ちを比較して、自然環境や暮らしぶりの大きな違いから、東京島嶼の多様性を確認しました。

大賀郷にある「大吉丸」の昼食も、ホテルに引けをとらない豪華な郷土料理弁当で美味しく平らげました。食後の運動を兼ねて、八丈植物公園、南原千畳岩海岸を散策して八丈小島を間近に眺め、締め括りは「民芸あき」の豪華な品揃えに気分良くショッピングを楽しみました。

一日が瞬く間に過ぎ十六時八丈島空港に帰ってきました。日曜日の最終便ということもあり空港は満員状態で、連泊者を除いた三十三名は、一路羽田空港を目指して一時間足らずの飛行で、各自自宅に帰って行きました(と、思います)

【今回の島巡り旅行を終えて】

前年の神津島旅行を終えてから、連合会旅行をどのように実施すべきか役員会で議論すること一年余り、そして八丈島に決定して、今年四月の定期総会で募集し、最終的 に五十四名もの方々が参加してくれました。事前準備や連絡等で不手際もありましたが、沖山会長はじめ、八丈島会の皆さんのご尽力ときめ細やかなご配慮により、飲み過ぎはありましたが、体調不良等の不測の事態もなく、無事に一泊二日の八丈島旅行を終えることが出来ました。

旅行会の目的である「他島の会員とも親睦を深める。行政・地元関係者との交流を図る・各島の歴史伝統文化の素晴らしさを再発見する。」ということは一定程度達成出来たのではないでしょうか。引き続き、この島巡り旅行を通して、友人・知人に島の魅力を発信し観光産業を盛り上げると共に、郷友会の新たな会員を増やすきっかけづくりにして行きたいと思います。

参加者の皆さん、ありがとうございました。

【追伸】十一月十二日(月) 快晴

『連泊者と青ヶ島組の行動』

オプションで青ヶ島へ行くことを企画していましたが、交通手段が天候次第ということもあり、十名の希望者には団体で行くことは難しいと判断し、中止としました。しかし、私を含め二名は当日出航可能であれば行く予定で連泊しました。しかし、当日は明け方まで雷鳴や稲光が走り、気がかりな朝を迎えました。早速、天気予報や青ヶ 島の宿の主人に電話を入れると、うねりがあり、今日来ることはできても翌日欠航した場合、二泊目以降は満室であることを伺い、今回はやむなく断念することとしました。

そのため、連泊組十三名はそれぞれ四組に分かれて、前日に引き続き島内観光を楽しみました。我々四名は服部屋敷で郷土芸能を楽しみ、裏見ヶ滝や足湯と温泉に入って、登龍峠展望台を回って島内一周してきました。

空港に到着して、他の組と合流しましたが、皆さんそれぞれ観光地巡りをして八丈島を満喫してきたようでした。

【町役場との交流】

【町役場との交流】

郷友連合会理事 白井裕造
司会: 八丈町総務課 山越課長
場所:八丈町役場会議室
日時: 十一月十日午後一時四五分~

一、八丈町についての説明 総務課 山越課長

スライドを使いながら、山越課長より、次のとおり、八丈町について説明がされた。なお、人数分のアシタバ茶缶飲料が配られた。

(1) 八丈島概要

八丈島の地勢 八丈島と八丈小島で構成。八丈島の大きさは、山手線一周と同程度。
ひょっこりひょうたん島のモデル島。
北西部の八丈富士と南東部の三原山、二つの火山を擁する。
気象概況 平均18度、降水量は東京の2倍程度。風が強いのが特徴。
年齢別人口構成 65歳以上が39%、15~64歳が49%、14歳以下が12%。世帯数は4 000世帯前後、人口は7600人前後。
産業収入
農業 18億円規模。農業は基幹産業で、花卉園芸(フェニックスロベルニー (やしの木) が全国シェア95パーセント)、フルーツレモン、アシタバ等
漁業 十一億円規模。金 目ダイ、カツオ、トビウオ、ムロアジ等
商工業 八億円規模。くさや、黄八丈、焼酎、農畜産物。
観光業 三十八億円規模。但し、二〇年前の六割程度とのことであった。

(2) 八丈島の課題

社会的な課題は、航空運賃が割高であることと、人口減少。
政策としての課題は、

1 地熱発電の利用拡大(自給自足のエネルギー)
2 交流人口の拡大
3 スポーツ(なでしこジャパン、Jリーグ, 高校野球)誘致

(3) 八丈島の話題

3年前からザトウクジラが出没するようになった。十一月~四月の時期に目撃され、岸から目撃できることもある。
東京海洋大学とのザトウクジラ共同調査がNHKおはようニッポンで報道され、同報道をスクリーンで上映した。

(4) 八丈町役場の新庁舎

平成25年5月に新築・供用開始(平成23年7月着工)462席多目的ホール「おじゃれ」1階部分の座席が格納可能で、災害時利用等も可能。

(5) 八丈町のふるさと納税

東京海洋大学とのザトウクジラ共同研究について、寄付型のクラウドファウンディングを紹介。

二、質疑応答

(1) 教育に力を入れていると聞いているが、教育環境の整備について(梅田)

八丈方言がユネスコの消滅危惧方言とされており、島言葉の伝承を学校で取り組んでいる。八丈太鼓もカリキュラムに入れている。小・中学校連携教育、地区ごとに連携する取り組み。
都立八丈高校の魅力化プロジェクト 農業・園芸についての発信

(2) 資料館に八丈実記(近藤富蔵)について、コンパクトにまとめたものなどはあるか(秋廣)

資料館は、耐震化の問題があり、歴史民族資料館は閉館している。八丈支庁に展示ホールを設け、厳選した展示を実施している。コンパクトにまとめたものはないが、現在、島史の改訂を検討している。

(3) 八丈島の産業構造の変遷はあるか(大澤)

産業構造については、従来から変動がない。

(4) 空港でみたアロエは、食用等の利用はない(大沼)

そのような取り組みについては具体的にはない。八丈島は、冬場はアロエの花が咲くが、夏場は沿道にハイビスカスが咲く。一年中花が咲いているというのが八丈島の特徴である。

この記事の閲覧数:7 PV